はるやま鍼灸整骨院
公式ブログ
はるやま鍼灸整骨院
公式ブログ
以前から、テレビCMで流れている『グルコサミン配合』『コンドロイチン配合』の商品はご存知だと思います。
関節の軟骨成分を回復させるとかなんとか…と宣伝されておりますが、はたして本当に効くの?と以前から私は疑問に思っていたんですよね。
お世話になっている先生より、おもしろい論文を紹介していただきました。
・ ・・・・・
効くらしい!です。グルコサミンとコンドロイチン!!
ー概要ー
健常な高齢者が要支援となる理由の第一位は関節疾患であり、その予防、リスク低減が健康寿命延伸策として重要である。関節疾患の中では、変形性膝関節症(膝OA)が代表的な疾患である。
膝OAに対する有用性が示唆されている機能性食品素材は、グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲン、ピクノジェノールなど多数存在するが、なかでももっともよく研究されてきたのはグルコサミンである。
2016年のMOVES研究では、GS(グルコサミン硫酸塩)+CS(コンドロイチン硫酸)はセレコキシブ(NSAIDs)と同等の効果があることが示された。
※NSAIDs:非ステロイド性抗炎症薬(バファリン、ロキソニン、ボルタレンなど)
2015年に、シドニー大学グループより報告されたLEGS研究では、2年間のGS+CSが膝OAでの関節列隙狭小化を抑制したという。
さらに、PROOF研究では、グルコサミンによる膝OAの予防効果がしめされた。
2018年には、ネットワークメタ解析では、変形性関節症に対するグルコサミン+コンドロイチン併用の有用性が示された。
※MOVES研究、LEGS研究、PROOF研究:2015年以降に行われた最新の臨床研究
詳しくはこちら☟
健康寿命延伸におけるグルコサミンおよびファンクショナルフードの臨床的意義 −公民連携での健康づくり推進と健康寿命延伸産業創生 蒲原 聖可 2019