RICE処置

こんにちは!
西部です。

少し前から、「オルソグ実践会」という整形外科疾患を学べるセミナーに参加させていただいております。
学校で習ったことの復習になり、また、聞いたことのない整骨院に来る可能性のある疾患、学んだのに忘れている疾患、レントゲン、エコー、MRIなどの画像にどのように移っているか、それに対する鑑別、検査法、処置などなど・・・楽しく勉強させていただいております。

得るものの多いなか、一番知ってよかった!!というのを投稿いたします!

みなさま『RICE処置』をご存知でしょうか?
捻挫、打撲、肉離れなどの急性のケガにたいして処置をすると後の治り方が全然変わってくるというものです。

・R:rest(安静)
患部の運動や荷重などを控え回復を促す

・ I:ice(冷却)
患部を冷やして痛みを緩和し、腫脹(腫れ)や炎症の広がりを抑制する

・C:compression(圧迫)
テーピングや包帯で患部を巻き、患部の内出血や腫脹を予防する

・E:elevation(挙上)
患部を心臓より高くすることで患部の腫脹を吸収する

この4つの中で一番大事なのは?

・・・

答えは『圧迫』です!

腫れ(腫脹)は時間が経つにつれひきにくくなります。そして、腫れにより患部の内圧があがり痛みを助長したり、関節周りだと可動域が減少し、それがまた腫れ消失の妨げになり、それが痛みになり・・・となります。
それと、損傷組織の断端が近いほど修復が早いのですが、腫れの原因となっている内容物(組織液、内出血)により、その断端が離されるらしい!

今まではアイシング(冷却)が一番大事だと思っていました。しかし、それには腫れを抑える効果はほとんどなく、せいぜい痛みを緩和させるぐらいしかできないらしい。(有用なエビデンスもないようだ)

まず、包帯・パットなどでしっかり圧迫し、そのうえからアイシング。それも最初の一日だけ!(圧迫はそのまま3、4日)

壇上の講師による、実際の症例が映し出されたスクリーンを見ながら驚きました。

僕にとって新しい発見でした笑!

足関節捻挫

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