はるやま鍼灸整骨院
公式ブログ
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ジャンパー膝
バレーボールやバスケットボールなどでジャンプや着地、ダッシュ、ストップ、ランニングの繰り返し(オーバーユース)により、膝蓋骨(皿)に痛み、腫れ、握雪音(ギシギシ感)、骨隆起などが起こるスポーツ障害です。10代〜20代でスポーツをしている男性に多いです。
疼痛部位
膝蓋骨下端の膝蓋腱接合部(牽引によるストレス)
膝蓋骨上端の大腿四頭筋腱付着部(牽引によるストレス)
症状
ジャンプや着地など、運動時の膝蓋骨(皿)の疼痛と圧痛
うつぶせでの尻上がりテスト陽性(うつぶせで膝を曲げるとお尻が浮いてくる)
ジャンパー膝の分類(Roels)
第1相:活動のあとだけ疼痛あり。機能障害なし。
(運動は禁止せず、練習前のウォーミングアップ、ストレッチ、練習後のアイシングの徹底)
第2相:活動前後に疼痛あり。活動中消失。
(運動量の制限。テーピングなどで膝のサポート)
第3相:常に疼痛あり。活動障害あり。
(基本的に運動を禁止し治療に専念)
第4相:膝蓋靭帯の断裂。
(手術適応)
※2相3相でMRIで靭帯に異常所見がある場合は、靭帯が変性しているので治るのに長引くことが多い。
《参考資料:標準整形外科学 第11版 内田淳正監修、整形外科学 改訂第3版 全国柔道整復学校協会監修》
自分で出来ること
痛みが出始めたら、まずは練習量を減らす、もしくは休んで膝を安静にするのが大事です。簡単に言うと痛い動作はしないということです。(慢性化すると治りが遅くなります)
他に
・アイシング(特に練習後)
・ストレッチ(特にふともも)
が効果的です。
治療
当院ではまずは患部の炎症をおさえるとともに、身体のバランスを整えるよう施術していきます。
そうすることで偏ってかかる負担が減り、神経が促通し、血流血行が良くなります。
その結果、自己治癒力がより働くようになり症状が改善していきます。
治療のページへ
併設しているリハビリトレーニング室で筋肉の機能アップと身体の使い方を改善し、ケガのしにくい身体つくりをしていきます。
患部に対しては微弱電流(アキュスコープ・マイオパルス)を当て、炎症をおさえ、損傷組織の修復をうながし、痛みを軽減させます。
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縮こまった筋肉(ふとももなど)の柔軟性をだす(ストレッチ等)。成長期は骨の成長により筋肉が引っ張られ硬くなる為、筋肉の柔軟性が大事になってきます。
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テーピングによる補強で痛みを軽減させます。(試合が近い、練習を休めない方など)
お困りの方はぜひ当院へご相談ください。